2015年08月23日

米、小麦こそガンの主要因!?

日本人の二人に一人はガンになり、三人に一人はガンで死ぬという。圧倒的なガン罹患率だ。長寿国になったのだから当然の結果で仕方のないこととして捉えがちだが、話はそう単純ではないらしい。

文明化の影響で長寿を享受しているのは人間だけではない。人間に飼育されている家畜やペットも長寿を享受している。飼主から好き勝手に怪しげな餌を与えられているペットたちは別として、きめ細やかな管理飼育によって長寿を享受している動物園の生き物たちのガン罹患率はかなり低い。人間に遺伝的に最も近いといわれているチンパンジーがガンで死亡する確率はわずか二パーセントである。三人に一人はガンで死ぬ日本人との差は圧倒的だ。

なぜ人間のガン罹患率は圧倒的に高いのか。最も有力な説は脳の発達に原因を求める。脳は脂肪の塊だ。脳は無数の神経ネットワークを組んだ一種の電気回路であるが、この回路を正常に働かせるために、神経回路をきちんと丁寧に絶縁体で保護してやらなければ情報の混線を起こす。その絶縁体として脂肪が使われているので、脳は脂肪の塊なのだ。人間は脳が発達する過程で、大量の脂肪が必要となり、脂肪酸の体内合成能力を高めていった。他の生き物のより人間は脂肪酸合成能力が格段に高い。これが発ガン率を高めているという。

動物の細胞膜はリン脂質でできている。だから脂肪酸がなければ新しい細胞膜は作れず、細胞分裂できない。一般に動物は食事で脂肪酸を摂取しなければ細胞分裂に支障をきたすのだが、人間は脂肪酸合成能力が高いので、脂肪酸を摂取しなくても、主に糖から脂肪酸を合成して容易に細胞分裂が可能である。体外から脂肪酸を摂取しなければ細胞分裂できない生物と摂取しなくても細胞分裂できる生物。どちらが分裂バカたるガン細胞にとって居心地がよいかは自明である。事実、ガン細胞は酸素を用いたエネルギー産出が容易な環境においても、脂肪酸合成を担う酸素不要で非効率な解糖系エネルギー産出が異様に活発なのだ(ワールブルグ効果)。この脂肪酸合成能力原因説を基にして、脂肪酸合成阻害薬(FAS)が抗がん剤として研究開発されているが、なかなか副作用もひどいらしく実用化はされていない。

ただ、上記の説が正しいのならば、脂肪酸の摂取を質・量ともに必要最小限に抑えて、かつ糖質制限をするといった食事療法がガン抑制効果をあげそうである。しかし、そういった厳格な食事療法が効果的だったという確かな研究データはいまだ出ていない。

他に考えられる理由はないか。アトピー罹患経験者の我田引水的素人論(笑)として、遅発型アレルギー四大原因「米、小麦、卵、牛乳」を常食する食習慣こそ、人間のガン罹患率を圧倒的に高めている犯人ではないかと考える。キーワードは「若さ」だ。

経験からアトピーの原因は「植物油脂の摂取過多による脂肪酸バランスの悪化」と「食物のタンパク質消化不良による遅発型アレルギー」の併存にあることは間違いないと思う。特に食物のタンパク質消化不良による遅発型アレルギーは米、小麦、卵、牛乳で起こりやすい。本来、食物に含まれるたんぱく質は消化でアミノ酸が二つ三つ繋がったジペプチドやトリペプチドにまで分解されて食材の生命情報を破壊してから体内に吸収される。しかし、なぜか上記食材は消化不良を起こしやすく、そのたんぱく質を十分に分解できず、食材の生命情報を残したまま、ポリペプチドとして取り込んでしまう。それに免疫が反応してアレルギー症状として肌の慢性湿疹つまりアトピーを引き起こす。そもそもポリペプチドとは多数のアミノ酸がペプチド結合した非常に大きな構造体である。これが腸壁の小さな穴をすり抜けて体内に入り込むなんてことは、専門家の間でも意外だったらしく、この事実が認められてまだ十年ちょっとしか経っていないらしい。なぜ他者の生命情報が体内に入り込んでしまうような隙が腸壁にできてしまうのか。これもはっきりとした理由は分かっていないが、もしかしたら、そのような隙はそもそもデフォルトの仕組みとして人間に備わっているのではなかろうか。

そう考えるきっかけを与えてくれたのは、強引な解釈で有料ドキュメンタリー番組を創ってしまうで有名な、牽強付会マユツバ放送局NHK(笑)で放送された「生命大躍進」シリーズだ。放送を録画せず一回見たきりなので、細かいことは記憶が定かでないけれど、驚くべき生物進化物語をこの番組は披露していた。なんと太古の海中において、動物の目を構成するたんぱく質の部品設計図は、はじめ植物が光センサーとして開発に成功し、それがひょんなことから種を超えて動物に伝達されたものだという。つまり生物のたんぱく質アミノ酸配列アイデアは同種の生殖という方法以外でも、種を超えて交換しうるものなのだ。もしかしたら生物の進化は、偶然の産物というより、種を超えてたんぱく質の設計アイデアを交換することで遺伝情報にパラダイム転換を起こすことによって意図的に成し遂げられてきたのかもしれない。よく豚ばかり食べていると顔が豚に似てくるなんて言われるが、マクロではあり得なくとも、ミクロレベルでは十分に起きうることらしい。

人間も進化のために、種の違う生物のたんぱく質情報に接触し、自分の中でそれを試す可塑性を残している。そう判断するならば、人間の腸は消化不良なポリペプチドを取り込む余地をわざと残していると考えられなくもない。だが、これは自己の情報と混同をおこす危険なかけである。仮に試した情報が自己情報と親和性を発揮したり、少なくとも悪さを発揮しなければ問題ない。しかし怪しげなコンピュータウイルスをダウンロードしてしまったパソコンのように核となるプログラムの機能不全を招いた場合は悲惨である。特に抑制された細胞分裂のリミッターを解除する方向に働いた場合はガン化を容易に招くだろう。

「米、小麦、卵、牛乳」のような遅発型アレルギーを招くポリペプチドの情報を種を超えて人間がお試ししたらどうなるだろう。米、小麦、卵は生物のはじまりの細胞である胚そのものだし、牛乳は子牛を爆発的に成長させるためのたんぱく源だ。どちらもすさまじい細胞分裂を可能とする「若さ」を備えた情報を含んでいる。下手に自己の情報と結合すると、本来するべきでない細胞分裂スイッチを不用意に押してしまう危険を多分に含んでいるのではないか。おそらくこれらのポリペプチドをいつまでも体内に遊弋させていては危険が増すばかりで、進化を引き出すパラダイム転換などという夢に賭けている場合ではない。アトピー罹患者の体内ではこの危険に対して非常に敏感で、免疫をフル稼働させてこれらのポリペプチドを体外に排出しようとしている。その結果が肌の慢性湿疹なのではなかろうか。

現代人は「米、小麦、卵、牛乳」のような活発に活動する若さを備えた生物を気楽に常食しすぎていると思う。生き物を食べるということは、その生物の生命情報と自己の生命情報が接触するリスクと可能性を負うということであり、情報の生存と革命を賭けた闘争と実験の場なのだ。だからこそ、接触する情報はできるだけ完成された成体の情報がよいに違いない。細胞分裂のリミッターを解除しうる情報と接触する危険は限りなく低くなるであろうから。生物の胚や子供をさけ、成長しきった成体を常食する。それが自己情報のガン化を防ぐ要点なのではないか。アトピーはそれを教えてくれているように感じる。

我ながらトンデモ論だなとは思うけれど、米や小麦などを食べられない身としては、そうとでも考えないとやってられないのだ(笑)。
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posted by あれるげん at 11:44 | Comment(2) | TrackBack(0) | アレルギー対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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