2013年06月04日

書評:奥山治美『本当は危ない植物油』角川oneテーマ21

自分はアトピー克服経験がある。アトピー克服において植物油脂を断つということは重要な要素だった。(植物油脂を断つだけでなく、たんぱく質の摂り方も重要な要素だったので、植物油脂を断つだけではアトピーは治らなかったが。詳しくは以下参照http://judgethinkwill.seesaa.net/article/291366773.html)だから植物油脂の炎症作用の恐ろしさは身をもって痛感している。克服した今でも植物油脂を少し摂ると、体が必死に悪い油分を排出しようとしているのか、アトピーが再発する。

植物油脂摂取は短期的には何にも問題ない(アトピー除く)。しかし長期に摂り続けると確実に健康被害をもたらす。ゆえに恐ろしい。そして何より恐ろしいのは、それが遺伝するという事実だ。先日、NHKのドキュメンタリーでカネミ油症の被害が遺伝していると知った時、もしかすると植物油脂の被害も遺伝するのかと思ったが、本書によれば、ラット実験からの類推にとどまるものの、遺伝するとのこと。恐ろしい。

私は幸運にも?アトピーに罹患したので、若くしてその恐ろしさに気づけたが、罹患しなければ30年〜40年と摂取し続け、毒まみれであることに気づかず子供をもうけ、壊れた情報を遺伝させ、自分自身は50代や60代になってその毒性が発現し、地獄の闘病の末、苦しんで死んでいったことだろう。そしてこれはかなりの確度で今後の日本人の大多数に起きることだ。いや、もう被害は起きている。卵や小麦を少し食べただけで、死に至るほどの喘息が発症する子供たちがいるなんてどう考えても異常だ。植物油脂による被害は既に世代を超えてしまっている。遺伝子レベルでもう壊れてしまっているかもしれないのだ。

本当は植物油脂は販売中止にすべきなのだ。コンビニやスーパーから植物油脂まみれの加工食品やパンを一掃しなければならない。でも、そんなことをすれば、ほとんどの食品産業や流通産業は大打撃だ。日本経済はむちゃくちゃになる。でも、それをしなければ日本人そのものがむちゃくちゃになる。八方ふさがりだ。このまま放置しておくと、全世界が日本と同じ状態に陥るだろう。人類にいいように栽培され、自由を奪われ?、搾取され、殺されまくってきた植物たちがひっそりと毒を仕込んで人類の絶滅をもくろみ、我々は見事にそれにはまりこんでいるような感じだ。植物油脂は妙にウマい。悪魔の旨味がある。やめられない。

本書が主張する植物油脂摂取と様々な病との因果関係は立証できない。なぜなら大規模で長期にわたる追跡データと、悪いと分かっていて植物油脂を食べ続けてもらうという非人道的介入実験をする必要があるからだ。だからラットによる実験からの類推と疫学的データで強い相関性を主張するのがせいぜいだ。その程度の証拠で国家が食品産業の利益を奪うようなことは近代立憲国家としてできない。また個人レベルでも植物油脂で痛い目にあっていない人は鼻で笑うことだろう。近代科学的な教育を十分に受けた人ほど信じにくいかもしれない。私もアトピーに罹患していなければ、聞く耳を持たなかったことは容易に想像できる。痛い目に合わないと気付かないのだ。確信できない。でも晩年になって植物油脂の悪性が牙をむいてきた時に気付いても、それはもはや手遅れだ。自分自身だけでなく子子孫孫に至るまで。

ちょっと途方に暮れる。


posted by あれるげん at 22:30 | Comment(0) | TrackBack(0) | アレルギー対策 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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